日経テクノロジーオンラインの記事はこちら。
抜粋
『河野大臣は、「世界では再エネの時代となっている」としたうえで、「日本が再エネ導入において出遅れている」と語った。』
『日本の再エネの現状は、「世界の動きを正しく理解せず、短期的なその場しのぎの対応を続けてきた結果だ」』
現役の外務大臣が、ここまではっきりと口にすることは珍しいのではないでしょうか。
元々、脱原発や再生可能エネルギーに造詣が深い方ですので、日本の現状に苛立ちを覚えているのでしょうね。
そんな河野大臣をさらにイラツカせるような記事も出ました。
抜粋
『原子力発電の推進に向けて濃縮ウランの安定調達を目指す』
『政府は原発を日本の基幹電源と位置づけて輸出にも力を入れており』
世界中の国々が、再生可能エネルギー普及に全力を上げて取り組み始めているのに、『世界の動きを正しく理解せず、短期的なその場しのぎの対応』と言っても良さそうです。
それにしても、河野大臣の言葉と、日本政府のこの行動と、まるっきり正反対です。
他国から見たらジキルとハイドのような二重人格と疑われそうです。
そんな国、信頼されたり、尊敬されたりするでしょうか?
20年先、30年先の子どもたちが「2018年頃の国の判断が良かった!」と笑顔で話すような、そんな英断が今、望まれています。
2018/1/23 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之