そもそもこの問題を最初に指摘した、安田陽先生の最新刊です。
先日、訪問した際に、2月末に新刊が発売される、と聞いてましたが、昨日からアマゾンで販売開始されました。
早速、Kindle版を購入、ダウンロードして読みました。
(まったく余談ですが、Kindle版書籍が便利過ぎます。さらにアマゾン プライム会員も合わせて使うと信じられないほどの過剰サービスを、こんな廉価に提供するとは!、と圧倒されます。想像ですが、かなりの部分をシステムがオートマチックに処理すること、全世界をターゲットにしていること、この2つが、アマゾンの過剰サービスを実現するポイントでしょう。見習わないと(笑)。)
中学生でも「送電線空き容量問題」の全体像を把握できるような、分かりやすい例で説明しています。
得てしてわかりやすく書くと正確性や専門性が損なわれがちですが、この本は、正確性、専門性も兼ね備えていますので、この問題についてはじめて読む方から、ある程度詳しい方まで、幅広く参考になります。
安田先生の主張に賛成でも反対でも、エビデンス(根拠)を明示してありますから、より深い議論をするためのベースとして、どちらの立場の方にも読んで欲しい本です。
最終ゴールは、自分と意見の違う相手を言い負かすこと、ではなく、より良い日本に変わるために力を合わせることですからね。
追伸 パシュートの金メダル、力を合わせてチームの組織力で勝つって、いかにも日本人っぽいじゃないですか!エネルギー革命も、ぜひ、この感じで(笑)。
2018/2/24 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之