昨日のつづきです。
インピーダンスを測定する点検機器の大元は、システム・ジェイディーが開発した『SOKODES』でした。
『SOKODES』は、半導体の良否を判断する技術を太陽光パネル用に転用したものです。(太陽光パネルも半導体の一種)
NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の支援を受けて開発されました。(資源エネルギー庁長官賞も受賞)
日射量に依存せず、パネルのクラスタ断線など致命的な問題を容易に発見できます。
現在では、インピーダンス測定によるパネル判定の有効性が認められ、多くのメーカーから同様の方式の機器が発売されています。
アイテスのソラメンテZ、オムロンのDC Fault Tester、新栄電子計測器のIVH-2000Z、同じくPVR-1000などなど。
太陽光発電のO&Mは新しい業界だけに、次々に新しい機器や手法が開発されています。
でも、最新の点検機器を使えばそれですべてOKか?、というと、そうでもないんです。
2018/1/7 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之