セミナーの概要はこちら↓
https://totaleventmanager.jp/web/001/seminar/
改正FIT法と事業計画策定ガイドラインに関するセミナーは、今年の春に頻繁に実施していました。
4月の改正FIT法施行に合わせて、周知を図るためでした。
今頃、改めてやり直し(?)ているのは、発電事業者の認知が上がっていないからでしょうか。
内容は春にやった時と、ほぼ変わりませんでした。
ただし、春にやった時は、とにかく改正FIT法の全般を満遍なく説明する、という感じでしたが、今回は強調ポイントがありました。
「事業計画認定を取得した以上は、やるべきことはしっかりやるように!」
つまり事業計画認定申請時にチェックした遵守事項を、今後しっかり守るように、というメッセージが強調されていました。
【遵守事項】
・事業計画策定ガイドラインに従って適切に事業を行うこと
・適切に保守点検及び維持管理すること
・出力抑制の要請を受けたときは、適切な方法で協力すること
・標識を掲示すること
・柵塀等を設置すること
・関係法令を遵守すること
など。
みなし認定からの事業計画認定ですと、単に上記の遵守事項を守る、と、チェックするだけでした。下手すると内容を読みもせず、とりあえずチェックしておけ、ということも。さらに言えば、販売店が代行申請して、発電事業者は内容を知りもしない、ということもあります。
でも今回のセミナーでは、
「ガイドラインに記載する事項については、全て再生可能エネルギー発電事業者の責任において実行すべきもの」
という点を強調しています。
不適切な設計・施工による不具合事例が数多く報告されていて、その対策を取らせたい、ということも、発電事業者の責任を強調する理由かもしれません。
2017/11/21 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之