多くの方は、「発電量!、売電金額!」と言うでしょうが、O&Mの立場からはもっと大事な部分があります。
それは、足下です。
地盤や基礎がしっかりしていないと、発電所が飛んだり、ひっくり返ったりします。
実際に倒壊してしまい、修繕できないか?、という依頼がEV社にも複数届いていますがかなり高額になります。
どんなに発電量や売電金額が良かったとしても、数年で倒壊してしまえば、結果、大損です。
通常、表利回り10%ぐらいでしょうから、10年で元を取り、残り10年分が儲け、という感じになります。
でも、数年で壊れて、その修繕に大金が必要となれば、元を取るまでに20年掛かってしまうかもしれません。そうなると、残り10年分の儲けが消し飛んでしまい、骨折り損のくたびれ儲けとなります。
売電金額が少しばかり多いか、少ないか、ということよりも、まずは20年壊れないのか?、という点を最重要視することを強くお勧めします。
2017/12/5 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之