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太陽光発電O&Mブログ

冬至、それは太陽光発電が最も嫌いな日

今年の冬至は12月22日だそうです。
冬至といえば、かぼちゃの煮物、柚子湯などが連想されますが、太陽光発電所にとっては1年で最も忌むべき日となります。

冬至は1年で最も太陽の位置が低くなる日で、日照時間が最も短くなります。
つまり、太陽光発電が最も発電しない日です。
(晴天日で比較した場合。実際には雨や曇りの日の方が発電しません。)

ちなみに、AR(拡張現実=実際の風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示すること)で、太陽の軌跡を表示できるアプリがあり、これを使うと電柱などの障害物が、何時ぐらいに太陽光パネルに影を落とすか把握できます。

いくつかありますが私が使っているのは、サン・サーベイヤーというアプリです。

サン・サーベイヤーによるAR画面

サン・サーベイヤーによるAR画面

上の写真からは、「撮影者のいる場所が15h前に電柱の影になる」ことが分かります。
(黄色の軌跡が当日の太陽の動き、紫色の軌跡は冬至の太陽の動き。この写真では冬至の日は、電柱が影になる前に日が沈みきってしまいますね。)

 

太陽の位置が低くなることで、障害物の影が長く伸び、その影が太陽光パネルに掛かって、さらに発電量を悪化させる、という問題が発生することもあります。

この現象を捉えて、「発電所が故障している?」と疑うことが少なくありません。

→つづく

2017/12/16 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之

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