今回は、『2018年の太陽光ビジネスをどう考えるか ~パネルディスカッション~』が中心でした。
産業用太陽光発電の分譲、自家消費、住宅用太陽光、太陽光発電+蓄電池、出力制御エリアでの対処方法など、さまざまな切り口で、5人のパネラーに話してもらいつつ、約80名の参加者全員で意見を出し合いました。
販売・施工店の経営者が集っており、ビジネスとして太陽光発電に取り組んでいますので、当然、自社の適正な利益を確保することが大前提です。
再エネの普及という大義を掲げていますが、ボランティアでは継続できませんし、大きな流れは作れません。
革命会会員店が作る太陽光発電所は、毎月勉強会に参加しているだけあって、他の有象無象が作る発電所とはレベルが違います。
設計・施工がしっかりしており、O&Mの視点から見ると、後々の手間が大幅に削減できます。
価格だけを重視して手を抜いて作った発電所は、2~3年でボロが出て、さまざまな改修が必要になります。
当初は安く作れても、20年以上の発電期間を考えれば結局コストが嵩む、という、安物買いの銭失い現象があちこちで散見され、実際に「発電量が低い、何が原因?」という問合せが増えています。
そういう観点からも「きちんと適正利益を稼ぎつつ、しっかりした発電所を作る」ということが、地道ではありますが、再エネの普及という大義を実現する着実な活動である、と思っています。
2018/3/8 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之