太陽光発電システムの不具合には、目には見えない事例が多いですが、目視でもハッキリと確認できるものもあります。
1枚のモジュールの2箇所には大きなひび割れが入り、裏から見てみると、バックシートが焦げていました。
モジュールのガラスが割れる理由として「カラスが上空から小石を落として遊ぶ」といった、イタズラによる被害例を多く耳にしますが、今回もカラスが原因でしょうか…
状況を整理すると、以下の通り。
1.ガラスが割れている
2.ホットスポット(異常発熱)で焦げている
3.屋根傾斜角度は8度
4.付近を調査したが小石などは落ちていない
このような症状がみられる場合、以下のいずれかのパターンに当てはまります。
ガラスが割れた ⇒ ホットスポットが発生
ホットスポットが発生 ⇒ ガラスが割れた
3、4から推測するに、今回の事例は、ホットスポットの発生が先ではないかと推測されます。
元々インターコネクタのハンダ付けが甘く、ハンダ剥離からホットスポットが発生、その結果、熱膨張を受けてガラスが割れてしまったというパターンです。
ガラスの一部に明らかな打痕がある場合は前者と考えられますが、明確な打痕がない、打撃を与えた物(小石等)が付近に見当たらない時には、ホットスポット要因の可能性が高くなります。
ホットスポットは火災にも繋がりかねません。そのリスクを最小にするためにも、定期的な点検を実施し、できるだけ早いタイミングで不具合を発見することが大切です。
専用のメンテナンス機器『ソコデス』を使っていれば、ホットスポットが悪化してガラスが割れる前に不具合を発見できたことでしょう。
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