2018年1月号のSOLAR JOURNALが届きました。
先日、テレビ朝日のモーニングショーが送電線の空き容量問題を取り上げた件、書きましたが、SOLAR JOURNALの誌面を読んでも、潮目が変わりつつある、と感じます。
資源エネルギー庁の高科部長のコメントは、「再生可能エネルギーを主力電源にすることが大きな目標」と明言しています。
また、JPEAの平野代表理事も「太陽光発電の主力電源化は、気候変動対策、エネルギーセキュリティ、経済性、持続性の高い社会づくりの観点からも極めて重要」と述べています。
さらに、京都大学大学院の安田陽特任教授は、「ベネフィットと外部コストを勘案すると再エネは圧倒的に安い」と経済合理性を主張します。
『太陽光発電(を含む再生可能エネルギー)を主力電源にする』
この大きな流れは、もはや後戻りしないし、無理に後戻りさせようとすると、将来の日本の国益を損なうということが分かり始めてきました。
そしてこのエネルギー革命は、単に主力電源を変える、というだけに留まりません。
今後、どのような国を目指すのかという、国の在り方さえも変えていきます。
長らく使ってきた戦後(太平洋戦争後)体制を脱ぎ捨て、まったく新しい体制に生まれ変わる、そういうタイミングです。
自分たちの力で新しい時代を切り拓くことができる、そういう面白い時代です。
2018/2/6 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之