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太陽光発電O&Mブログ

“神が宿らない”太陽光発電所(バックシート編)

『神は細部に宿る』という言葉があります。
細かいところまできっちり手を抜かず仕上げることが仕事の本質を高める、という具合に理解してますが、太陽光発電所の施工においては、残念ながら手抜きが横行しています。
そんな“神が宿らない”発電所の事例を紹介します。

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太陽光パネルの裏側を見たことありますでしょうか?
実は裏側はパネルにとって弁慶の泣き所と言ってもよいほど弱点なんです。

表側は強化ガラスに覆われていますから、多少の衝撃には耐えられます。雹が降っても、よほど大きなものでない限り問題ありません。

ところが裏側にはバックシートがあるだけです。(パネルの構造の参照ページ
軽くぶつけただけでも中のセルに衝撃が伝わってマイクロクラックが入ります。
(マイクロクラックに関するブログはこちら

それだけデリケートだということを知らないで、乱暴に扱って傷がついてしまうことがあります。

バックシートに引っかき傷が入っている

バックシートに引っかき傷が入っている

バックシートは電気の絶縁の役割も担っていますので、傷がついていると漏電する危険性もあります。

バックシートの傷は、パネルの扱いが雑、という手抜きの証拠となります。

このような“神が宿らない”発電所が、20年ノーメンテナンスで故障しないと思いますか?

すぐに直すというよりも、まずは発電所がどれだけのリスクを抱えているか、事前に把握しておいた方が安心できます。

2018/2/27 エナジービジョン 代表取締役 奥山 恭之

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