低圧分譲案件の一区画だけ、発電量が10%ダウンしている、とのことで検査してきました。
パワコンは通電しており、モニターをチェックしたところ特定のエラーメッセージが繰り返し出ていました。
その内容は、「系統連携異常」。
1MWの太陽光発電所のモジュール枚数はおよそ4000枚。
その4000枚の中から、発電量が落ちて交換対象となるモジュールを、点検して発見しました。
メーカーによるモジュールの発電保証が付いているとしても、『モジュールの発電量が落ちていること』を発見しなければ保証を適用することはできません。
エナジービジョン社の点検ならば、交換対象のモジュールを簡単に発見できます。
太陽電池モジュールは、不具合があると多くの場合、異常発熱を起こし「ホットスポット」ができてしまいます。
「ホットスポット」とは言葉通り、熱くなった場所、です(笑)。
太陽電池モジュールは真夏の炎天下ですと、70度、80度にまで温度が上がってしまうことがありますが、これ自体は普通のことで「ホットスポット」とは言いません。
設置後1年程度の某太陽光発電所を点検した際に、端子箱が焼損しているモジュールを発見しました。
この発電所は総発電量のみの遠隔監視装置が使われており、遠隔監視のみでは、焼損モジュールの存在を検知できておりませんでした。
数千枚の中の1枚が壊れていても、発電量の減少は微々たるもので、総発電量しか見られないと全体の中に埋もれてしまいます。