太陽電池モジュールは、不具合があると多くの場合、異常発熱を起こし「ホットスポット」ができてしまいます。
「ホットスポット」とは言葉通り、熱くなった場所、です(笑)。
太陽電池モジュールは真夏の炎天下ですと、70度、80度にまで温度が上がってしまうことがありますが、これ自体は普通のことで「ホットスポット」とは言いません。
設置後1年程度の某太陽光発電所を点検した際に、端子箱が焼損しているモジュールを発見しました。
この発電所は総発電量のみの遠隔監視装置が使われており、遠隔監視のみでは、焼損モジュールの存在を検知できておりませんでした。
数千枚の中の1枚が壊れていても、発電量の減少は微々たるもので、総発電量しか見られないと全体の中に埋もれてしまいます。