先日、現地調査を行った発電所は、太陽電池モジュールへの、『影』の影響を全く考慮していませんでした。
太陽電池モジュールにかかる影は、例えそれがわずかであっても、発電量の大幅な低下を招きます。
産業用太陽光発電のO&Mで、最近、新エネルギーサポーターに持ち込まれる案件で多いのは、『設計・施工ミス』の対策です。
素人工事と見紛うほど、ずさんな発電所が少なくありません。
今回は、傾くマンションで注目を浴びている、「杭・基礎工事の重要性」について、太陽光発電における問題を取り上げたいと思います。
先日、現地調査してきた発電所。
太陽光発電経験10年以上の職人も「こんな汚れ方は見たことがない」と言うほど、驚くほどにモジュールが汚れていました。
設置して1年4ヶ月の間に一体何が起きてしまったのでしょうか。
国産メーカーの太陽電池モジュール。
車庫の屋根に設置して一年半経過したある日、“たまたま”発見したモジュールの破損。一体何が原因でこのようなことが起きたのでしょうか?
岩手県の発電所で発見した「発火事故例」です。
まったく偶然ですが、他の発電所のスポット点検に向かっている途中に、土砂崩れでのり面が崩壊している現場を発見しました。
2MWの太陽光発電所のスポット点検で、茨城県に行ってきました。
この発電所は転売交渉中で、間に入っている業者からの依頼です。
発電所に大きな瑕疵がないか?、を点検し、瑕疵を発見した場合は売買契約をまとめる前に売主に修正してもらうことができます。
12年前に設置した国産太陽電池モジュールの不具合事例です。
ガラスとセルのラミネートが剥離して白濁しています。
ここまではっきりと目視で不具合が確認できるのも珍しいです。
※職人革命会会員 松原電機提供
http://www.denkiya-matsubara.jp/
低圧分譲案件の一区画だけ、発電量が10%ダウンしている、とのことで検査してきました。
パワコンは通電しており、モニターをチェックしたところ特定のエラーメッセージが繰り返し出ていました。
その内容は、「系統連携異常」。
1MWの太陽光発電所のモジュール枚数はおよそ4000枚。
その4000枚の中から、発電量が落ちて交換対象となるモジュールを、点検して発見しました。
メーカーによるモジュールの発電保証が付いているとしても、『モジュールの発電量が落ちていること』を発見しなければ保証を適用することはできません。
エナジービジョン社の点検ならば、交換対象のモジュールを簡単に発見できます。