改正FIT法が来年(2017年)4月から施行されます。「発電していないFIT認定はどんどん取り消し」になることが予想される新制度を目前にして、どのような準備をしておくべきでしょうか。
夏本番を迎えるこの季節、野立て太陽光発電所にとって頭の痛い問題が、雑草対策ではないでしょうか。
刈っても刈っても生えてくる、その「雑草魂」ともいえる生命力は、ある意味素晴らしいですが、太陽光発電所にとっては厄介で悩ましい存在です。
稼働中の太陽光発電所は、多かれ少なかれ、何らかの不具合を抱えているものです。
中でも、専門機器による点検が必要な「モジュールの故障」は見落とされがちです。
遠隔監視システムを設置していない発電所が多数存在しており、特に50kW未満の低圧発電所では、一説には「8割は設置していない」とも言われています。
しかし、遠隔監視システムを付けていない発電所は、『目をつぶって車を運転する』のと同じくらいのリスクをはらんでいます。今はたまたま事故を起こしていなくても、そのうちに大事故を引き起こすことは間違いありません。
事故を起こしてからでは後の祭りです。遠隔監視システムは太陽光発電のO&Mに絶対に必要なもの、と考えるべきです。
低圧発電所でよく見受けられるのが、交流集合盤の主幹ブレーカーの容量間違いです。
特に、流行している「後載せで過積載」にしたシステムの場合、トラブルを招きやすいので、十分な注意が必要です。
太陽光発電所を点検していると、太陽電池モジュールの不具合に数多く遭遇します。
ただし、見た目には同じような不具合だとしても、原因やそこに至る経過はさまざまです。そのため、一つの点検方法で、すべての不具合を発見できると考えるのは早計に過ぎます。
今回は、特定の点検手法に対する過信が、いかに危険であるかを示すトラブル事例をご紹介します。
先日、現地調査を行った発電所は、太陽光パネル(太陽電池モジュール)への、『影』の影響を全く考慮していませんでした。
太陽光パネルにかかる影は、例えそれがわずかであっても、発電量の大幅な低下を招きます。
産業用太陽光発電のO&Mで、最近、新エネルギーサポーターに持ち込まれる案件で多いのは、『設計・施工ミス』の対策です。
素人工事と見紛うほど、ずさんな発電所が少なくありません。
今回は、傾くマンションで注目を浴びている、「杭・基礎工事の重要性」について、太陽光発電における問題を取り上げたいと思います。
先日、現地調査してきた発電所。
太陽光発電経験10年以上の職人も「こんな汚れ方は見たことがない」と言うほど、驚くほどにモジュールが汚れていました。
設置して1年4ヶ月の間に一体何が起きてしまったのでしょうか。
国産メーカーの太陽電池モジュール。
車庫の屋根に設置して一年半経過したある日、“たまたま”発見したモジュールの破損。一体何が原因でこのようなことが起きたのでしょうか?